趣味でやっていることも報酬をもらっていいんじゃない
日中35度ってもう朝から晩まで風呂に入ってるようなもんじゃないか……がんばれ日本……。
最近ちらほら、と色んな話を見てると「趣味でやっていたことが趣味じゃなくなる」瞬間ってあるなーって思います。自分も実際あったし、他の方(TRPG関係、MMD関係や同人界隈)
なんていうか端的にいうと、趣味でやってることも相応の報酬をもらっていいんじゃないかな
と思います。
世の中には『需要』と『供給』っていう二つのものがあって、経済が成り立ったり色々してるわけですが、趣味ってどうにもここが精神論になりがち。実際は供給を満たすために需要された側に『報酬』が発生してるわけです。
「趣味でやってるんだからいいじゃん」
他人にも、自分にも言う言葉です。実際最終結論はそこ。
果たして本当にそうなんだろうか?とちょっと考えてみていいと思います。
「これの修正をやらなきゃ」
「このスケジュール調整しなきゃ」
「次の休みはこれをやらなきゃ」
このセリフだけ聞いたら「仕事か」って思いません?
こうしなきゃ、ああしなきゃ、な時点で「好きな事を仕事でやっている」のと同じだと思います。
だから、『相応の報酬をもらってもいいんじゃないかな?』思うんですよ。
別に端的に金額だけじゃないと思います。
TRPGシナリオを公開してますが「面白かった」って言って貰えたり、卓の立ち絵を描いて頂いたり。テストプレイヤーを募集した時にやりたい!と言って貰えたり。
そういうのも『報酬」だと思います、っていうかなんかもうめちゃくちゃありがたくてお前が、お前たちがガンダムかってなるくらいにありがたいです。
ただ、そういうのって見えにくかったり、後者については性格要素やその他の要素が他人起因なので、難しい感じだったり。「描いて!」っていえるかって結構と関係性やら本人の要素だったりすると思うので。
典型的なオタクなので私はよく言ってます。
「こんなにいいもの見せてもらったのに振込先がないだ……と……」と
素敵な作品を見せていただいたりすると、これが無料で良いのか?!もし振込先があるなら振り込みたい。
そんな多大な金額は勿論振り込めません(狂った金銭感覚になったらあれですけど)
仮に振り込める場所があったとして、振り込んだ金額がそのものの価値ではないと思います。単純に『見たよ!』っていうのと『好き!』っていうのを『報酬』として表したいだけなんだと思います。
だから、そういう場所を皆設置すればいいんじゃないかなーって思う訳です。
これ結構簡単に作れるので。
住所こわいって方はこちらの方のブログが参考になりました。
次点、スタバのギフトカード。
LINEで送れるので普段も重宝してます。ちょっとありがと!って思った時にドリンク1杯のチケットを送れます。twitterでも送れるみたいなのでぜひ。
作業のオトモにどうぞってコーヒー一杯でも送れたらお互いいいんじゃないかなーって思います。ギフトカード送ったら何か好きなモノ買ってくれてたらいいなーとか。
『報酬』がないで消耗していく趣味って、何で消耗していくかってやっぱり
『その趣味を好きだって思う気持ち』なんだと思います。
段々義務になればなるほど、その好きって気持ちを削ってやっていく。
だから、結果その趣味が趣味なのに楽しくなくなってしまう。
摩耗していってしまう。
本来趣味って「こっちの趣味より新しいこの趣味の方が楽しいから、今はこっちがやりたい」って移っていくものだと思います。同人のジャンルも。
「こっちの趣味をやっているのがしんどいから、辞めたい」
それはやっぱり悲しいなーって思うし、そういう方を見ると、自分も無料だといって感想ひとつ送らず、過ごしていた事に色々と思ってしまう部分は多々あります。
プレゼント送ったから趣味がんばって!みたいな烏滸がましいことは思いません。
報酬送ったんだからちゃんとやれよ!って思う人は死ねよと今書きながら思いました。
ただ、ちょっとだけやったことに対して、何らかの『報酬』があってもいいんじゃないかなって思った話でした。
(TRPG界隈)
余談ですが、現在公開しているシナリオについては一切有償化する気はありません。
それは、無償という前提で私が書いているからです。同時に、自分の中で無償公開しているものについては何らかの不備対応及び対策を(利権関係以外は)しなくていい範囲だと思って書いているからです。
誰かと遊ぶために作ったシナリオなので、それはフリマに出してるような感覚です。
思い出も思い入れもいっぱいあるけど、役目は終えているものなので。
逆に有償でやるなら、販売を目的として書き起こす、が自分の中のラインかな。
1シナリオ100円とかで配布できたらなーって感じのまったりです。
シナリオも、全部が全部無償で配布しなくていいと思います。
シナリオが有償でも買う人は買います。買ってくれます。
金額が高いと迷う人が増えるだけで、買う人は買ってくれます。
システム混載のシナリオ集は、手が出しにくくなるだけで、買う人は買ってくれます。
ただ同じようにルールブック必須、といっているのに買わない人もいるわけです。
無償でしかやらない人を責めるつもりは一切なくて、それは趣味への熱量の問題だと思うので。有償でもやりたい、っていう人に『報酬』を支払ってもらえばいいだけだと思います。
ただ、ルールブックは買いましょう。何回かいってるけど、それは遊園地の入場券のようなもので、入場券がないのに遊びたい!なら支配人にでも掛け合ってください。
遊ぶために必要なものを持つのはルールでありマナーだと思うので、そこらへんはもう少し重くとらえてほしいな。遊園地のアトラクションを動画で見たので大丈夫ですって言われたらとりあえず入場券買えやって思います。そのくらい無茶な事を言っていることと、今回はなくていいよ、って言ってくれる支配人さんがいらっしゃったら、その言葉通りだと捉えてください。